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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

「…それにさ、

あんな風に肩とか触られて笑ってるとか
それは無いんじゃね?」



…蓮君?





「…触られて

…私が喜んでるって言いたいの?」




「そうじゃなくて、

もっと俺の女だって

自覚持てってことだよ。」



「だから彼氏だって紹介したじゃないっ。」


「俺が行かなかったらしなかったろ?」


「…タイミングの問題よ…。」



何で私達、言い合ってるの?



久し振りに皆に会えて
楽しい時間を過ごしてたのに



どうして一緒に笑ってくれないの…?




「私…蓮君も大切だけど、
友達も大切にしたい。


みんな昔と同じように接してくれて
私嬉しかった…。」



きっと蓮君なら…

わかってくれると思うから。




「私は蓮君が笑ってたら
幸せな気持ちになるよ?


誰でも笑顔の方がいいでしょ?


私だって笑ってた方がいいでしょ?


ね?」




蓮君の顔色を伺いながらそう聞くと



















「笑ってなくてもいいよ…。」










返ってきたのは予想外の言葉だった。

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