溺愛禁止。
第12章 邪魔する男達
…待って…。
別れるって話をしようとしているのか?
「…蓮君…」
そんなの、絶対嫌だ。
「…我慢するよ」
「え?」
「俺は恋実ちゃんが大好きだし、
恋実ちゃんと他の男がただ喋っているだけで気に食わないけど
それよりも、恋実ちゃんが離れていくことの方が
よっぽど嫌だ。」
こんなに好きにさせといて
サヨナラなんか言わせない。
「俺は、
すっげーワガママで
嫉妬深いし
恋実ちゃんを独り占めしたいと思ってる…。
恋実ちゃんの笑顔が堪らなく可愛いから
他の野郎に見せたくないっていうのは本音だし
本気で好きだったら…
そう思うのは当たり前のような気がするんだ。
それを口に出すか出さないかの違いで…
俺は口に出しちゃったけど…」
不器用な俺の気持ち
ちゃんと、伝わってくれ…。
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