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溺愛禁止。

第15章 彼の音

「本気?」


「当たり前だろ、菌が入ったらどーすんだよ。」



「…自分で処置できるから…」


「なんなら脱がせてやろうか?」




「いえ、脱ぎます脱ぎます!」


何か…変なプレイになってない?



本当に脱ごうとしている私も私だけど


「後ろ…向いてくれる?」



さすがにじーっと見つめられてたら
顔から火が出そう。


「あ、やっぱり?」



ニヤリと笑って後ろを向く彼。




他の子にもここまでするのかな…。



スルスルとパンストを脱いで


「脱ぎました。」


そう告げる私。



これは何かの罰ゲーム?



蓮君は私が教えた場所から救急箱を持ってくると


また跪いて自分の膝に私の足を乗せてから
消毒をして、絆創膏を貼ってくれた。



「よしっ、足はこれでオッケー。

次はこっち。」



そう言って差し出されたのは体温計だった。


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