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蓮君の顔は見れなかった。



言った途端に急にどう思われたか
怖くなってしまったんだ…。







目を反らしたままでいると…


あたたかい温もりが私を包み込む。






「ごめんね？恋実」




私の後頭部を優しく撫でながら謝る彼。





「俺、誰とでも腕を組んだり

映画に行ったりなんかしない」




…？




「しないって…でも竹内さんと」



「ごめん…恋実を、試してた…。」




私を、試した…？




「映画は確かに行ったけど他にも数人一緒だったから、二人では行ってない。」



「…でも、何で竹内さんが腕を組んだ時拒まなかったの？」




「…恋実の反応が見たかったから…


だから、ごめん…」






そんな…




ひどい…




私がどんな想いで二人を見ていたか…。