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溺愛禁止。

第8章 後悔

ドンドンドン!!


“恋実ー!居るんでしょー?
早くここを開けなさいっ!”


ドンドン!ドンドン!




ドアを叩く音と


月子さんの声だった。



「…私…出てくる。」


そう言ってまだ身に付けたままだった下着の上から急いで部屋着を羽織った。


あまりの月子さんのうるささに
圭一は顔を歪めていたけど何も言わなかった。





ドアを開けると


「恋実ー、会いたかったー!」



大声で叫ぶ月子さん。



「今日、私の相談に乗ってくれるって約束だったのに電話掛けたら着信拒否ってどーゆーこと?」



そう言いながらコンビニ袋を片手に
靴を脱いで勝手に部屋の中へと入っていった。






もちろん…約束なんかしていない。






月子さん…


心配して来てくれたの?

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