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俺の弟はホモなのか?

第26章 ★新章★俺の弟はドSなのか!?

「なぁ…カケル―――…?」




「はい?」




先輩は、パソコンを見ながら俺に話しかける…



「…論文…急がないなら…今日はもう帰れ…


腰…痛そうだし――――…
眠そうな顔してるし―――…」




俺は、キョトン顔で先輩を見る…




「は…はぁ?

論文は、急ぎじゃないですが…


点滴の改良点をまとめるのは…今日中って……


滝口先輩から…言われてて…」




「滝口には、俺が言っとく…

カケルの事だから…雑に書き出してるんだろ?
まとめて提出ってだけなら――――…俺が、まとめて出してやるよ」




俺は、ファイルの入った鞄を…ギュッと握りしめる…



「えっ――――…だって…向井先輩だって――――…研究が…有りますよね!?」




俺は、鞄を体の後ろに隠す…


向井先輩だって忙しいのに…



そんな事…させられない!!




「―――…カケルは、いいから帰れ!!


“イテテ!イテテ!”って、鬱陶しくなるのが目に見える!!」




ぅ――…それを言われると…



「じゃあ…まとめたら…帰り―――――――…」



「いいから…鞄よこして…帰れ…」




向井先輩が…俺に…覆い被さる様にして…


背に隠した鞄を掴む!!



「////せっ!先輩!!」



タバコの臭いが…ふゎっと鼻をかすめた―――――…


俺は―――…先輩の胸に押され



ソファに…倒れる――――…



「////…あ…っ…先輩…」



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