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「―――ｶｹﾙ…な……？」



ミチルは、俺の顔を見ようと抱きしめる腕から逃れようとしたが……



俺は……

顔を見られたくなくて―――…




ミチルを強く抱きしめつづけた――――――…





「―――…産まれたばかりのミチルは…母さんの横で……寝息を立ててた―――…



あの時は……嬉しくて…興奮しているって――――…


思ってた…





でも――――――――…



寝ながら笑うミチルを見て…


守りたい…側にいたい……
って思うより……



愛している…誰よりも…


この子が欲しい…自分だけのモノにしたいって……思ったんだ――――――…」



「―――…ｶｹﾙ///…」




ミチルは、離れるのを諦めたのか…


俺の首筋に顔を埋める……