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あの日が変わった物語

第7章 番外編 雅紀と出会い

俺は智に捨てられてた…

智に捨てられたら…もう…

生きる意味がなくなる…

俺はまた小さいダンボールの中でひとりぼっち…

智に捨てられたらならもうどうでもよかった…

俺には智だけだったから…

また迎えに来てほしい…

あの優しい笑顔で…

抱きしめてほしい…

辺りがオレンジ色になった頃。

子犬(和)「ワンッ!」

俺はとりあえず吠えていた。

すると公園に誰かが入ってきた。

智かな…?

少し期待をしていた。

子犬(和)「ワンッ!ワンッ!」

吠えていると、

「あっ…!」

見ると智ではない男の人だった…

その人は俺を抱き上げる。

「可愛いな〜」

智より若そうな人だ…

子犬(和)「ワンッ!ワンッ!」

「君捨て犬?」

子犬(和)「ワンッ!」

俺はその人に返事をするように吠えた。

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