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「えっ…あの…誰…？」

男の人はかなり困惑しているようだ。

和也「分かんない？」

「うん…」

本当に知らないみたい…

和也「あなたが俺を拾ってくれたんでしょ？」

「拾った…？」

和也「あの子犬。」

「えっ、子犬…？」

和也「そう。」

男の人は驚いた顔をして、

「君があの…子犬…？」

和也「そうだよ。」

すると男の人は、

「えぇぇ〜⁉︎」

声に出して驚いていた。

「えっ、本当にあの子犬？」

和也「そうだよ。」

男の人はまた確認している。

「あの…」

和也「なに？」

「名前とか…あるの…？」

俺の名前…

和也「最後の主人は俺のこと和也って名前をつけたな。」

「和也…？」

呼びにくいか…？

和也「でも和でいいよ。」

「うん…」

男の人はまだ不思議な目で俺を見ていた。