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特別刑務所(仮)

第10章 風邪。

「え?!ちょ!九条!?」

慌てて駆け寄る。
とりあえず息はしてるけど動かない。

「だ、誰か呼ばなきゃ。えっと、」

頭に浮かぶ3人。

「佐野のところは豹変すると怖いし、狩野のところも案外・・・
よし、瀬川のところにしよう。」

九条を跨ぎ玄関から飛び出し一直線へ瀬川の家に。

「って、インターホンとかないんだよなここ。みんな普通にドア開けるけど、まずいかな?朝早いし」

そう思いとりあえず玄関をノックする。
案外響くその音に中から返事が帰ってくる。

「はいはい。」

玄関が開き駒場が出てくる。その腕を引きすぐさま自宅へ連行する。
状況をつかめていない駒場は片足だけ裸足の状態で歩く。

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