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特別刑務所(仮)

第11章 試験。

だんだんと目尻に溜まる涙。
その顔がまたいじめたくなる・・・


「ひゃぅ!元、ゃっ・・・くぅんっふぁっ」
「辛い?辛いよな。じゃあ、ちゃんと覚える?」
「覚える!覚えるからぁー」


脚をばたつかせながら訴える。
然り気無く最初に出した問題をだす。
もちろん一度は答えも教えた問題。


「んっ、武家っ・・・諸法度。」
「正解。内容大まかに答えて」
「えと・・・」

触れる手を少し緩める。


「え、江戸幕府がっあっ、慶長16年に武家から誓紙を取り付けた3ヶ条に、崇伝が・・・んっ起草した10ヶ条を付け加えたもっ・・のっーーーで慶長20年7月に2代将軍の徳川秀忠が伏見城で武家に発布して・・・はぁー、はぁー
法度はだだいみぁう・・・徳川家家臣など武家を対象として・・・んっ13ヶ条であったの、将軍の交代とともに改訂っ・・・3代将軍の徳川家光が参勤交代の制度や大船建造の禁などの条文を加え、19ヶ条の定型して・・・んん!5代将軍の徳川綱吉は諸士法度と統合して「天和令」を制定したぁーーんっんっ」
「ん。大体いいかな。やればできるだな。このやり方のほうがよく覚えられみたいだな。このまま勉強続けるか?」
「やっ!やだぁー」


このままいじめ抜くのも楽しいが・・・

「俺もそろそろ」

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