テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第23章 政府。

しかし、意外にも二人は直ぐに話し始める。

「いや、あり得るんじゃない?」
「そーだよ!るーちゃん!それだ!!」
「え?ど、どれ?」

意外な反応に驚く。

「ここのルールとして、外に出た被験者は二度と刑務官との接触を禁じられてる。だけど、木下さんは諦めてなくて、しかも今後俺たち自身もここを離れたら和や増田さん、九条さんと離ればなれになる。」

瀬川の話しに耳を傾けながらおれ自身も頭で現状を整理していく。

「つまり、ここのルール事態を変えようとしてて、でそのためにはここのルールを取り締まる政府に働きかけてるってことじゃないかな?定期的な報告もかねて!」
「・・・あ!今日多分清臣は、報告に出掛ける!」

瀬川の話を聞き狩野がそう言えばと話を続けた。

「俺たちも何かできないかな?」
「着いていっちゃうとか?」
「・・・・・・」

俺たちは顔を見合わせ頷き、外へ続く扉の前まで急いだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ