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短編集!!

第3章 友達の彼氏(隆也)×菜乃葉

「ちょっと、待って。なんで帰るの?」
隆也…くん。手離してよ。

「私は…隆也君の事が好きだから!だからァ…」

大粒の涙が頬を伝った。やだ…こんなの見せたいわけじゃない。

「えっ…。」

困らせたくない。そんな顔させたかったんじゃない。だからね。そんな顔しないで。

「ごめんね。菜乃葉ちゃんの気持ちには答えられない。…っ。俺には奈緒が、い…るから。」

うん…知ってる。わかってたよ…

「うん。…困らせてごめんね。じゃっ…これで…。」

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