テキストサイズ

闇夜に輝く

第16章 営業後ミーティング

しばらく事の成り行きを見守っていた増田さんが意見をまとめる。

「よし、今回はこの辺にしよう。西野は平社員としてやり直し。秋山も山田も西野に何か言われて困った時は俺らに相談しろ。今まで気軽に相談できる空気を作れなくて悪かったな。坂東、引き続き主任としてみんなをまとめてくれ。海斗、これからは色んな事の板挟みで大変だろうがホール長兼副主任として頼むな。それからたまには弱音も吐いてくれよ。寂しいから。優矢はまぁ、なんだ、えーと、いつもお疲れ」

最後にガクッとオチをつけてミーティングは終了した。

その日は始発の時間が過ぎても店内で飲み続けていた。

増田さんが先に帰る事になり、海斗がエレベーターホールに呼ばれた。

「今日は西野を守ってくれてありがとう。そして、お前の言葉は嬉しかったよ」

「店長という立場は孤独ですもんね。ただ、男子スタッフやキャスト達が色んな考えや思惑で働いてますが、それでもまとまっていられるのは増田さんの力ですから」

「ふふっ、お前の思惑がどんななのかは分からんが、ありがとうな」

「俺は言うほど何も考えてませんよ。まぁ勝手に良い方に解釈してくれるのはラクですけどね。今日はごちそうさまでした」

「おう、相変わらずお前は本心を見せるのを恥ずかしがるんだな。まぁいい。明日も仕事だからあんまり飲み過ぎるなよ」

ニヤっとお互いが悪い笑顔をした時、エレベーターが到着し、増田さんは帰った。

そしてその後しばらくしてみんなも疲れていた為、御開きとなった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ