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蜜の誘い

第8章 美鈴と里沙

初めて里沙と出会ったのは知り合いのパーティー会場でした。

一見清楚なイメージの彼女が纏う独特の雰囲気・・
大勢の中に居ても、幾度も交わる互いの視線。

引かれ合う感覚・・

・・この人・・もしかして・・

しばらくして、彼女から話しかけられました。
波長が合うといいますか、初対面なのに不思議なほど会話がはずみました。

ふと会話が途切れた一瞬の事でした。
不意に彼女に手を引かれ、会場の隅へと移動しました。

「急にどうしたの?」

彼女は周りに人がいない事を確認すると、そっと私に囁いてきました。

「美鈴さんって・・ビアン?」

「えっ?・・」

私が里沙に感じた感覚を、里沙も私に感じていたのでした。

驚きながら、私は小さく頷きました。

「やっぱり・・美鈴さんも私の事気付いていたのでしょ?・・私もよ・・」

その日のうちに、彼女の家で私達は関係を持ちました。

数年ぶりの女性とのセックスは私を何度も狂わせ、それはもう夢のような素敵な時間でした。

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