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「今日もダメなの？」


「だめ！」


彼の誘いを断り黙々と勉強をする。


「だいたい私はまだ高校生だよ？」


「だから？俺だってまだ学生だよ？」


私、氷室藍梨（ﾋﾑﾛｱｲﾘ）の彼氏、坂上恭介（ｻｶｶﾞﾐｷｮｳｽｹ）は大学生。


5歳も年の離れたカップルです。


恭介は私の家庭教師。


高校に入って授業についていけなくなった私を見かねて両親が雇ったのだ。


付き合ってる事はまだ秘密。


恭介は最近エッチのお誘いを頻繁にしてくる。


正直言って経験がないわけじゃない。


前の彼と何回かやったことがある。


でも、恭介は5歳も上の大人。


私はまだ高校生で恭介よりも経験が浅い。


ガッカリされないか心配でずっと断り続けている。


「学生って言っても恭介は大学生でしょ？
私はまだ高1だよ。誕生日もまだで結婚もできない年齢なんだから。」


「藍梨は俺と結婚する気なの？」


「だ、だってそっちが結婚前提に付き合ってくれって言ったんじゃん。」


「ははっ。ごめんごめん。でも結婚するならいずれはヤるんだよ？」


「わかってるよそんな事。」