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タケルと恭子の1224

第1章 20:00



「付き合ってた人と・・


なんかあった?」




タケルは
声のトーンを下げ

少しうつむいて
巻き髪で顔を隠す恭子を
覗きこみながら
質問した



それ以外に
思いつくわけがなかった



ひと月前
彼ができたと
タケルは恭子から
報告は受けていた




そして
今日は


クリスマスイブ





そして

恭子の口から飛び出したのは




ハートブレイク。






彼と別れたのなら
タケルにとって
喜ばしいことのはず


それなのに
無言でまた
グラスをストローで
かき回しはじめた
恭子を見ながら

タケルの表情も
沈んだ







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