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隣の家の子犬さん

第6章 ドキドキの日々

和也「ヒック…ヒック…」

泣くほど怖かったのかな…

雅紀「ごめん…二宮君…」

二宮君は首を振った。

和也「違う…雅紀が…嫌だったとかじゃない…ただ…思い出したのが…怖くて…」

雅紀「えっ…?」

思い出したのが怖い…?

和也「雅紀に嘘ついた…」

雅紀「えっ…」

二宮君は顔を手で隠して話す。

和也「実は初めてじゃなかった…雅紀と体を重ねたのが…初めてじゃないんだよ…」

俺は驚いてしまった…

まさか…そうだったんだ…

和也「しかも体を重ねたのだって好意を持ってしたんじゃない…無理やり襲われてやられたんだ…雅紀と付き合う前の男に…」

雅紀「そうだったんだ…」

和也「だから…自分がやる分には大丈夫だけどやられるのは怖くて…」

俺は震える二宮君の体を優しく抱きしめた。

和也「顔…見せられない…」

雅紀「このままいさせて…俺が…」

和也「うん…」

俺も何故か体が震えていた…

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