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失くした恋の癒し方

第6章 私の気持ち

日曜日に久し振りに2人で観た映画は官能的で、少なからず興奮を誘った 。


ロマンチックな場面では、谷原さんに体を預けるようにして、指を絡めた

ベッドシーンで谷原さんは絡めた指を強く握り締めた

「ホテル…いい?」

映画館を出る前に私を熱く見つめながら意を決した様に囁いた


初めての誘いの言葉に、私の心はドキンと跳ねた


「あなたの…部屋がいい」


そんな流れのまま私達は言葉少なに彼のアパートに来た。


初めて入るベッドルームで私は今抱かれている――


カーテンを引いた薄暗い部屋の中、目を閉じて彼の愛撫に身を任せた


ただ優しいだけの指使いは、寺嶋さんの優しく的確なそれとは違ってたけど、久し振りのセックスは私を興奮させていた。


今は谷原さんだけを感じよう…


私は、乳首に感じる感覚だけに神経を集中させた





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