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齧りかけの林檎

第6章 ● 君の名前 ♂side




焦った。








ものすごく焦った。








まさかあいつと。



それもあんなに楽しそうに喋っているなんて。








彼女があいつと一緒にいるっていうだけでも嫌なのに、あんな表情を見せているなんて。








「は、早かったね少年!」



もっとあいつと一緒に居たかったの?



おれは邪魔者?




そう聞きたくなったけど、絶対に聞かない。



もし「うん」なんて答えられたら、正気でいられるかがわからない。



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