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齧りかけの林檎

第17章 ● 君とイチャイチャ ♂side




ほっといたら

このまま何十分でも

固まっていそうだから、



「早く寝っころがって?

 Tシャツだから寒いよー」


なんて嘘ついた。




本当はおれだって緊張してる。



緊張して、ちょっと汗でそうなくらい。




腕枕をしてあげようと思ってたから、

横に腕を伸ばしていた。




そしたら、寒いって言ったからか

彼女が思いっきり体を倒してきて、

おれの腕に、頭が思いっきり当たった。





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