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ドラクエらんど

第1章 冒険開始

僕らの目の前にいるスライムと、スマホの画面を見比べる。



「あ~なに? もしかしてそ~ゆうこと?」



トシヤは何かを察したようだ。



「手の込んだ演出だね~」



そして『攻撃』を選択。
武器は持ってないので、トシヤはスライムを殴る真似をした。



「お務めご苦労さま」



スライムの中に入っているだろう人に向かって、トシヤは言い放つ。
次の瞬間、スライムが大きくジャンプした。



「!?」



トシヤの頭上よりも高く舞い上がり、



「うわぁぁぁぁぁ!!」



トシヤの悲鳴とともに、スライムが急降下してきた。



ズドン!!


「ぐはっ…!!」



目の前で信じられないことが起きた。
スライムがトシヤの上に乗っかり、押し潰そうとしていた。



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