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君に彼女がいたのかなんて
分からない。

君が想う人は誰なのかも
分からない。

ただ純粋に
思い続けた――…。


なのに、
あっけなく終わった。

私と君は会う理由もなくなった。

でも、
それでもいいや、って思えたんですね。

諦めたとかじゃなくて、
君といた事が嘘じゃないなら、
君といた私の笑顔に偽りがないなら、

それでいい。

今、
あなたに会えたとしたら、

言いそびれた

「好きです」

なんかよりも、

「ありがとう」

って言いたい。


君のせいで苦しんだ。
君のせいで泣いた。

でも、
それ以上に

幸せをくれて

ありがとう。