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second girl【完】

第11章 最後の温もり

「晶…愛してる」




「ウソ…」




私は隆史の腕から逃れようともがく。




隆史は逃がさないと言わんばかりに、力を込める。





そしてまた囁く。









「愛してる」








「…愛してるならどうして…ねぇ!!!
どうして、離れなくちゃいけないの?」










悲鳴のような私の声―…









初めて言った本当の言葉―…




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