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second girl【完】

第6章 望むものに

聞いてしまったら、私は壊れてしまう。




聞いてしまったら、この曖昧な関係が終わってしまいそう。




終わったら……





そこまで私の精神状態はギリギリだった。








そんなことを思いながら、まだ隆史の上に跨っている私は、隆史の首に腕を絡め、首筋にチュッと吸い付く。



そこにはうっすらと赤い印がつく。



でも隆史は何も言わない。



それは明日には消えてしまうことを、隆史も私も知っているから。









『今だけは私だけの隆史』








どうすることも出来ない、私の独占欲の印。



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