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誘惑のサンタクロース

第3章 ☆☆☆




「そ、それくらいならいいけど」


「ほんとに?」


「うん・・・」



じゃあ、あったかいし俺んち行こう、と言うと

ケーキと袋を持って立ち上がった。




「黒ちゃんはサンタさん役だから

 この袋持ってね」



なんて言って、白い袋を渡してきた。




サンタの服は、まだこの袋の中なのに

わたしはもうサンタさん役らしい。




空いた手でわたしと手を繋いでくれた。




しばらく歩くと、トナカイの格好のまま

コンビニに連れていかれた。





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