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まなかなかなかの…

第1章 2014年12月22日(月) 大切な人から卒業してきたよ

ひとりごと。
という名の手紙。



好きと言うこと

嫌いと言うこと

好きと言えるということ

嫌いと言えるということ


幸せなこと

不幸せなこと



自分にとって、それを伝えることが、伝えられることが、赤になることだとしても

相手にとっては、赤だとは限らない

青かもしれない
黒かもしれない
もしかしたら白なのかもしれないね


きっと伝えられたら、伝えられた側は、真っ赤に染まってると思う

でも、どんな赤に染まるか

それは求めちゃいけない

求めたら壊れるだけ

求めたら自分がただただ赤黒く、世間が普通じゃないと決めつける人たちが好む色となる



悲しいということ

切ないということ

辛さ苦しさ虚しさやるせなさ

全部全部全部、目に見えればいいのにね

全部全部全部、胸の痛さに変わればいいのにね

全部全部全部、嫌いになれればいいのにね

涙になっても流れなければいいのに

悩みに変わらなければいいのに



顔がないから気持ちは言わなきゃいけないね

手がないから抱きしめてあげられないしね

足がないからいつも一緒に歩かなきゃいけないね

でも顔も手も足もなくても、気持ちを生み出せる心と、その気持ちを感じることができる心臓と、その気持ちを伝える術を考えることができる脳を、持っている

幸せだね

不幸せだね



好きって言ってもいい?

嫌いって言ってもいい?

そしたら馬鹿って言ってくれるかな

これからは独りにしないよ

でもたまに1人にすることを約束するよ




ねぇ

涙は流せないけど、私も泣いているんだよ

でもね、笑顔が似合うと思うんだ

今日の髪は似合いすぎてて嫉妬しちゃう

いつの間に独占欲が暴走するようになったんだろうね

困っちゃう

けれど、そんな私のことも好きだよ、というような態度をする君が愛おしい

触れたくなる

なのに触れられない

もどかしいね


いつもは君に好きと伝えられた時、可愛げのない返事をしている私

今日も、素直で素直じゃない言葉を伝えてよ

今日ぐらいは、素直な返事をしてあげてもいいよ

いつもと違う返事をしてあげるよ


だから…今日も私の所においで

いつまでも待ってるから

私の名前を呼んで、笑顔を見せてよ

しょうがないからさ、宝物にしてあげる

私で良ければ、心に触れてあげる

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