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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

引っ越し初日からとにかく求人を見続けた。

出来れば勝手の何となくわかっている、飲食店で、と。


《あ、無理か。》


合う求人を見つけ、詳細を読めば

【茶髪、ピアス不可】

どうしてもそこにぶつかる。と、いうのも、

私の顔にはいくつかピアスが開いている。外せばいいだけの話だが



《外すなんて論外、めんどくさい、絶対無理。》



と、意固地に自分に合う職場を探し続けた。






飲食店をあきらめ、何が今の自分にできるのか、服装頭髪自由な求人を漁り始めた。





《あった。》




学校の様子もまだわからないから、固定シフトはキツイ、食費も浮かせたいし、と色々とわがままを言いつつ探すと、なんと全て満たしてくれる職場がみつかった。

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