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元風嬢、でも良いじゃない。

第3章 あ、そうなの。

約束の日。

コンビニで買い物して、2人で家に帰った。



『おじゃましまーす』

《ほーぃ》










密着して座っているだけなのに

私の胸は爆発しそうだった。




が、




そんな私の気持ちを全く察することもなく

ルイはTVを見ながら、口を開いた。




『そーいえばー俺さー辞めるとか言ってたの覚えてるー?』



《言ってたねー》



『あれ嘘。っていうか、まだ辞められなかったわ。』






……そんなことすっかり忘れてたわ。って、今そんなことどうでもいいよ。





彼はこの後もずっと、仕事の話をつづけた。






私は、2人きりの今日こそは!と、疑問に思っていたことを聞こうとたくらんでいたのに、
聞き役に徹することとなってしまった。







一通り話し終わった彼は眠たそうに、ベッドに横になった。




『セナもおいでよ。』

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