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元風嬢、でも良いじゃない。

第3章 あ、そうなの。

明け方クラブを後にし、皆でたばこを吸いながら駅に向かった。

全員死にそうな顔をしていた。


疲労困憊なのに、無理してクラブにまで行ったんだもの。



駅まで行くと、それぞれホームに向かうなり、遠征組は今後のプランを考えていた。




例の彼も遠征組の一人だったので、他の子たちとどう時間を潰そうか考えていた。




なんだか悲しくなりこっそり帰ろうとすると、


『おい、待って!』


《?》


『連絡先まだ聞いてなかったやろ。予備の電池ももうギリや!!赤外線赤外線!』


一応充電だけは済ませておいたが、どうせ誰からも連絡なんか来ないと、私は携帯の電源さえも入れていなかった。



『また絶対会おうな。絶対やぞ。なんかあったらすぐ連絡してこいや。家出でもなんでも!』


彼はそういうと、パパッと連絡先を交換し、遠征組の方へと戻っていった。









私は携帯を確認した。


メールが来ていた。




何通かのメルマガと、


一緒にルイから一通。










【やっぱり、セナがいないと寂しいな。】

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