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君にクローバーの花束を

第2章 ひとつ




12月24日、
クリスマスイブ。

とあるライブハウスの前にて。
これから出演するであろう若者たちが、ワゴン車から機材を降ろしていた。


「うえっくしっ!」


そのうちの一人が盛大なくしゃみをする。


「おいおい、大丈夫か?」

「さびぃぃ~」


ガタガタ震える少年・坂本卓也(さかもと たくや)を心配そうに覗きこんだあと、機材を抱えた金髪青年・菅生龍(すごう りゅう)はライブハウスの中へと入って行った。


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