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初恋。

第2章        春        

思わずやって来たけど……


夏の部屋っていつもきれいだよなぁ…


「春。どうしたの?」


「えっ!?」


「急にやって来たから…びっくりしてさ。」


「えっと。冬、帰ってこないから。暇だったし。」

夏に会いたかったなんて死んでもいえない。


「じゃあ、ちょっと飲み物いれて来るから、その辺のマンガとかゲームとかしてて。」


マンガなにげに好きだよなぁ。夏って


夏の家は受験勉強のとき以来だ。


一緒の高校受けることになって。

一緒に勉強してた。まぁ、元々僕たちは成績もよかったし。心配なかったけど。



「オレンジジュースしかなかったけどいい?」

「あっ!うん。ありがとう。」


「春。泊まってく?明日どうせ学校休みだし。」

えぇ!?ととととと……泊まる!?


僕……死んじゃうよ。

心臓バクバクなりすぎて止まるよ!?

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