恋愛禁止
第2章 “お姉ちゃん”になりきる
……………………………
林さんと共に社長室の前に来た
『失礼します』
「失礼します…」
【どうぞ】
ゆっくり扉を開けて社長室に入ると、白髪混じりの髪をした男の人がすわっていた
【……ゆきちゃんにそっくりだ、君が…妹のめいさん?】
「は、はいっ」
男の人は立ち上がりわたしの目の前に来た
【君がゆきちゃんの代わりにマネージャーをすると決めてくれて本当に助かったよ、ありがとう】
「こちらこそ…よろしくお願いします」
【めいさん、今日から君は私たちの前では“ゆきちゃん”だ】
「はい」
【…1週間、よろしく、ゆきちゃん】
「…はい、頑張ります」