恋愛禁止
第1章 そんなの無理です!
ドンドンドンとドアをノックする音が聞こえる
「あ…えっと…どちら様…ですか…」
『あの!宮田ゆきさんの同僚で!』
「…はい、どうぞ…」
ドアを開けると眼鏡を掛けた優しそうな顔の男の人が眼に涙をためて立っていた
『ゆきちゃん!!元気になったんだね!!』
男の人はわたしの手を握って涙を流す
お姉ちゃんのゆきとわたしは顔だけは本当に似ているから…
「わたしは妹のめいです…姉はまだ…」
『え!い、妹さん!じゃあゆきちゃんは……』
ベットのほうに案内すると男の人は崩れ落ちるように床に座り込んだ