テキストサイズ

いつか手をつないで歩こう

第1章 プロローグ


チュン、チュン…

いつもの朝。
私は二人分の朝食を作る。


「浩輔、朝ご飯だよ!早く起きなさい」

しばらくしてやっと浩輔は、顔を見せた。


「おはよう、姉貴。ねむ、ふぁぁ」

「おはよう」


私の名は香坂美雪
(コウサカミユキ)、23歳OL。

弟の名は香坂浩輔
(コウサカコウスケ)21歳、大学3年生。

私達は10年前に両親を交通事故で亡くして以来、たった二人きりで肩を寄せ合って暮らしていた…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ