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悪魔的ドクター

第7章 心配

嘘~…

ここで!?
こんな状態で普通寝る!?




まさか『限界』って
睡魔の事?



…あり得る。



別に抱きついた訳でも
抱き締めた訳でもないんだ



ただ睡魔の限界で
偶然居合わせたあたしの前で
ついに力尽きたって感じか?





勝手に恥ずかしがって
照れて赤くなったあたしは…



ただの勘違いバカって事だね。


『心の準備が出来てない』って…何考えちゃってたんだろ。




それこそ恥ずかし…。



「はぁ…」



さて、現実に戻り



「どうしよ…」



このままって訳にはいかない。


部屋に運ぶ…と言っても
引きずるなんて悪いから
仕方なくソファに寝かせる事にした。



結局若干は引きずる形になってしまうけど…



仕方ない

うん、仕方ない。




なんとかソファに横にさせる。
だけど起きる気配がない…。


こんな所で寝たら
風邪を引いてしまうかも。



「先生ー。起きないと風邪引きますよー?」



声を掛けるも起きる気配がない。


かなり爆睡してるらしい…



「疲れてるんだね…」



起こすのは悪いと思い
あたしは自室から掛け布団を持ってきて、先生にそっと掛けた。


そして
彼の寝顔を見つめながら
そっと呟いた…



「…お疲れさまです」



本当に
お疲れさまです…先生





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