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ルナとお兄ちゃんの性教育♡

第9章 決意

全身の力が抜け、動けない私を涼兄は悲しそうな瞳で見下ろす


「ルナ、何で・・・抵抗しないの?」


切ない声が部屋に響く


「ルナが『嫌だ』って抵抗してくれないと、俺・・・」


拳を作り、悲しい顔をする様兄


「涼・・・兄・・・」


涼兄に触れようと、身体を起こし手を伸ばすけど、その手が涼兄に触れる事は無く、涼兄は立ち上がった


「もう、ルナの前に現れない」


「え?」


「これ以上、ルナを傷つけたくない・・・




さようなら、ルナ」



「涼兄!待って!」


だけど、私の声が涼兄に届く事は無く、涼兄は部屋を出て行った


「涼兄・・・うぅ・・・ふぅ・・・」


残された私は、微かに残る涼兄の香りを抱きしめながら涙を流した





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