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就職活動性白書 セクハラ面接

第2章 エスカレートするセクハラ面接

「そ、それは・・・・はぁ、はぁ」

「わ、わたしは、い、いじめには加わっていません」

「い、いじめられてた側です」

「本当かね?どんないじめにあっていたのかね?」

「そ、それは、もう思い出したくないんです。
勘弁してください」

「おいおい、まるで我々がいじめかセクハラしてるみたいな
言い方だな?」

「そういえば、指宿君、まだボディチェックが済んでなかったな?」

「そうでした。佐伯さん、悪いけど最近ぶっそう事件が
多いから、面接前にボディチェックを行うことになったんだ。」

「悪いけど協力頼むよ」

ようこ「は、はい、ボディチェックって何をするんですか?」

「簡単だよ。危険物を持っていないか、チェックするだけだから
手を上に上げて立ち上がってくれるかな?」

「はい」ようこは、素直に従った。いじめの話から話題が
変わったことに安堵していたせいかもしれない。

指宿は、ようこの髪と頬を舐めるように手で触った。
いかつい指が気持ち悪かったが、ようこは我慢した。

そのとき緒方が、ようこの尻を触ってきた。

「きゃ、やめてください」尻を触る緒方の手をはじいた。

そのときに指宿の顔にようこの肘が当たった。

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