Fallen Angle
第1章 Re
食べ終えて支払いを男に任せて外に出ると
「次どこに行く?この近くにワインバーがあるんだけど」
「でもそろそろ行かないと…」
「もうそんな時間?」
男の左手にはブランドの時計が光る。
「…ごめんね。蓮が行きたいって誘ったのに」
上目遣いで見つめると
「いいよ気にしなくて。行こうか?」
「うん」
指先を絡ませ手を繋ぐと歓楽街を歩き出した。
昼間のように明るいネオンや看板の明かり。
店の前に着くと、繋いでいた手を離しドアを開けて男を先に入るように促した。
「いらっしゃいませ」
ボーイが笑顔で出迎える。
「先に待ってて。すぐに行くから」
男に笑顔を送ると奥のロッカーに入り、ドレスに着替えた。
フロアーに出ると
「蓮さん。ご指名です」
クラッチバッグを抱えてドレスの裾を揺らながらボーイの後に続いてテーブルについた。
「お待たせ」
膝が付くくらい男の近くに座ると、ボトルを指差して
「蓮も貰ってもいい?」
「いいよ」
「ジンジャーとレモンもいい?」
「水割り苦手なんだっけ?お子さまだな…」
「そんな事ないもん」
また口を尖らせてみせる。
手を伸ばしてボーイを呼び、持ってくるよう頼んだ。
「貸し切りだね」
男の言葉に空いた店内を見渡して
「まだ早い時間だからかな?」
手招きに耳を傾けると
「蓮を独り占めできるから、俺は嬉しいけど」
「蓮もだよ」
目が合うと小さく笑いあう。
ボーイが持ってきたレモンを沈めてブランデーをジンジャーエールで割り、即席のHORSE′S NECKを作ると
「いただきます」
グラスを合わせて一口。
「弱いんだから飲み過ぎるなよ?」
「分かってる」
胸に凭れ髪を撫でられていると
「蓮さん」
ボーイに呼ばれ
「ごめんね。ちょっと行ってくる」
名残惜しそうに男に目線を送った。
ボーイの後を続いてテーブルにつくとスーツ姿の男に一瞬迷い
「失礼します…」
男の顔を見て
「あっ、お疲れさま」
笑顔を向け、小さく手を振った。
「久しぶりだね、会えて嬉しい。でもスーツ姿って初めてじゃない?作業着姿も好きだけどスーツも似合ってるね」
隣に座り空きかけたグラスに手際よく水割りを作っていると男は照れたように
「そうかな」
「そうだよ。蓮も貰ってもいい?」
「どうぞ」
同じように水割りを作り、グラスを合わせて
「いただきます」
バーボンを渋くなる顔を堪えて飲み込んだ。
「次どこに行く?この近くにワインバーがあるんだけど」
「でもそろそろ行かないと…」
「もうそんな時間?」
男の左手にはブランドの時計が光る。
「…ごめんね。蓮が行きたいって誘ったのに」
上目遣いで見つめると
「いいよ気にしなくて。行こうか?」
「うん」
指先を絡ませ手を繋ぐと歓楽街を歩き出した。
昼間のように明るいネオンや看板の明かり。
店の前に着くと、繋いでいた手を離しドアを開けて男を先に入るように促した。
「いらっしゃいませ」
ボーイが笑顔で出迎える。
「先に待ってて。すぐに行くから」
男に笑顔を送ると奥のロッカーに入り、ドレスに着替えた。
フロアーに出ると
「蓮さん。ご指名です」
クラッチバッグを抱えてドレスの裾を揺らながらボーイの後に続いてテーブルについた。
「お待たせ」
膝が付くくらい男の近くに座ると、ボトルを指差して
「蓮も貰ってもいい?」
「いいよ」
「ジンジャーとレモンもいい?」
「水割り苦手なんだっけ?お子さまだな…」
「そんな事ないもん」
また口を尖らせてみせる。
手を伸ばしてボーイを呼び、持ってくるよう頼んだ。
「貸し切りだね」
男の言葉に空いた店内を見渡して
「まだ早い時間だからかな?」
手招きに耳を傾けると
「蓮を独り占めできるから、俺は嬉しいけど」
「蓮もだよ」
目が合うと小さく笑いあう。
ボーイが持ってきたレモンを沈めてブランデーをジンジャーエールで割り、即席のHORSE′S NECKを作ると
「いただきます」
グラスを合わせて一口。
「弱いんだから飲み過ぎるなよ?」
「分かってる」
胸に凭れ髪を撫でられていると
「蓮さん」
ボーイに呼ばれ
「ごめんね。ちょっと行ってくる」
名残惜しそうに男に目線を送った。
ボーイの後を続いてテーブルにつくとスーツ姿の男に一瞬迷い
「失礼します…」
男の顔を見て
「あっ、お疲れさま」
笑顔を向け、小さく手を振った。
「久しぶりだね、会えて嬉しい。でもスーツ姿って初めてじゃない?作業着姿も好きだけどスーツも似合ってるね」
隣に座り空きかけたグラスに手際よく水割りを作っていると男は照れたように
「そうかな」
「そうだよ。蓮も貰ってもいい?」
「どうぞ」
同じように水割りを作り、グラスを合わせて
「いただきます」
バーボンを渋くなる顔を堪えて飲み込んだ。
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