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Love Song ~キミに捧げる歌~

第1章 運命の出逢い

~Renka Side~

「恋歌、本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ! いつもの元気さで、すぐに戻ってくるからさ!」
「私、待ってるから!」
「うん!」

―そう、親友と言葉を交わした日から約半年…。
私は、彼女のもとに戻る事は無く、病院に入院をしていた。

―原因は…、小児がん。
最近、発覚した。

症状は…、一向に良くなる気配はなく、それどころか悪くなるばかり。

最近は、起きているのも辛い位。
学校に行って、元気な姿で皆に会いたいのに…。

もう、辛すぎて、生きている事さえも嫌になってきちゃった…。

…でも、そんな中でも良い事もあった。

私の病室から見えるとある学校で、外で部活をしている人達の中に、凄くカッコいい人を見つけた。

その人が楽しそうに動いている姿を見ているのが、何よりも楽しかった。

その人の事を見られただけで、どんなに辛い治療も、頑張れる気がした。

…でも、1ヶ月位前から、その人の姿は見えなくなってしまった。

それ以来、私は…。
希望を失った様に、元気をなくした。
両親や、お見舞いに来てくれた友達にも、「大丈夫?」とか、「どうしたの?」と心配されるばかり。

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