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Love Song ~キミに捧げる歌~

第5章 現在と想い

―あれから、数年…。

俺は、三代目 J Soul Brothersの1人になっていた。

JSBになった経歴は、知っている人は知っていると思うけど…。
直己さんに誘われて、決まっていた内定を蹴って…。
大まかに説明すると、まあそんな感じ。

JSBだって、自分で言ううのもなんだけど、皆さんに知ってもらえるようになってきたし…。

これからも、ちゃんと頑張って行こう、と素直にそう思った。

頑張る理由は、たった3つ。

1つは、メンバーや自分の為。
2つ目は、ファンの皆さんの為。
3つ目は…、恋歌ちゃんの為。

…恋歌ちゃんの夢だった、「アーティスト」。

俺は、歌っている事は無いけれど、その夢を叶えられた1人になる事は出来た。
それって、とても凄い事だと、俺は思う。

これからも、ファンの皆さんはもちろん、天国にいる恋歌ちゃんにも応援し続けてもらえるように、頑張る。

…諦めない事の大切さを、彼女に教えてもらったから。

―今日も、俺はパフォーマンスをする…。

彼女が…。 恋歌ちゃんが、いつも見せてくれたあの優しい笑顔で、俺の事を見てくれている気がするから…。

           -END-

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