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ラズベリーの恋

第1章 転校生

私、早瀬智香中学1年生です。
新しい生活、中学校の規則は面倒だし、勉強は難しいしでため息つきそう。
でもね、友達が出来たんだ!まきちゃん、れいちゃんにちはやちゃん。いつも休み時間は4人でおしゃべりに夢中!まきちゃんがね、面白い事言うからお腹抱えて笑ってるよ。
担任の先生は山野井先生。ぶつくさうるさい嫌なやつ!若くてかっこいい先生だったら良かったな。
そんなある日、山野井先生が男の子を連れて来たの。
「えー静かに。転校生の紹介だ。東京から来た、露木秀樹君だ。空いてる席は、ああ、早瀬の隣だな。」
転校生君、よろしくお願いします、と頭を下げて私の右隣に座ったわ。第一印象はおとなしそうな感じ。
春のうららかな日差し。お弁当を食べた後の5時間目って、眠くて眠くて。あくびが出そうなのを我慢してふと、右隣を見ると露木君手を頬について寝てるの!
こっくりこっくり、先生に見つかったらヤバいよー!
少し焦りながらその寝顔を見てたの。なんだかね、赤ちゃんみたいってゆーか、コアラにそっくり!可愛い!見てたらキュンってしちゃった。
露木君って、肩幅が広くがたいがいいの。柔道でもしてたのかな?露木君はどんな部活に入るのかな?なんて、色々気になってきちゃった。
ある日の放課後、グランドを見たら露木君発見!肩幅広いからすぐわかっちゃう。野球部のキャッチャーしてたよ。なるほど、あのがっちりした体格にピッタリかもね。しばらく見とれてて、カッコいいななんて。
また、胸がキュンってしちゃった。ドキドキしてぼーと見てたら「ほら、智香行くよ!」って言われて、ちょっと振り向きながら行ったよ。
露木君って、よく居眠りしてるけど頭いいんだー!
この前の中間テストの結果がどんどこきたんだけど、隣だから露木君の点数見えちゃうの。どれも90点代でびっくりしたよ!私、勉強出来ないから恥ずかしくて。でね、解答してたら赤のボールペン落としちゃって
拾おうとしたら、露木君がすぐに拾ってくれて。露木君、はい、と渡してくれたんだけど顔が近くなって、私、顔面真っ赤になっちゃってドキドキが止まらないの!「あ、ありがとう。」と手が震えてるよ!で、ちょこんと露木君の指に当たってしまったー!露木君も驚いて、あっ!とボールペンを落としたよ。「ご、ごめんね!ありがとう。」私、そう言ってボールペンを拾ったの。

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