
エスキス アムール
第3章 めぐり合わせ
「久しぶりに
アカリちゃんに相手をしてもらおうかな〜」
やめてくれ。
あんな変態プレイは
もうごめんだ。
「ふふ」
笑って誤魔化す。
大野さんは怪訝な顔で、
そのやり取りを見ていた。
まだ、
ここがキャバクラの一種だと信じて疑っていないようだった。
「あ、それよりも、どうです?
大野さん。
アカリちゃんは。」
「…は?」
大野さんはやはり分かっていない。
「アカリちゃんと、ですよ。
NO1は
テクニックも色気も
何もかもが違いますからね。
30分もあれば…ね?」
やめろ、その顔。
3時間もねちっこく粘ってた人が
よく言うよ。
