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先生、好き…

第4章 ピアニストと先生

『♪~♪♪~…』


前奏は弾けた。

歌が始まる。


『~~♪』


ピアノが止まった。


あれ? 弾けない…


歌だけが進み、そのうち、和也先生が指揮も止めた。



私の手は緊張とショックでガタガタと震えている。




何回か伴奏がないままの練習になった。
すると和也先生が私に言った
『アカペラでやろうか』



私はピアノ所からどき、ちょっと後ろの方に立つ。



はぁ… もう、ヤダな、ピアニスト



私のテンションは下がってしまい、あげることが出来ずに練習が終わった。

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