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失礼なことに溜息を残すと

ボールを追いかけて行ってしまった。


「……別に大丈夫なのに」


滅多に声を荒げない駒宮（こまみや）に怒られて

なんだか面白くなかった。



「喧嘩しないの〜」


審判をしていた子達のからかいを無視して

あたしもボールを追いかけて走り出した。