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呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!

第4章 ワガママ

桃「…亮ちゃん…」





真っ暗な部屋でプーさんを抱きしめて大好きな人の名前を呼ぶ





亮ちゃんは今頃仕事かもしれへん





桃「会いたいっ…、」





たくさん、いっぱい我慢した





黄「…はい」





電話して、二コールで亮ちゃんは出た





寝起きの不機嫌な声





桃「亮ちゃん」





黄「んー?ヒロ?どしたん、珍しい」





最近、会うのを我慢するため連絡もしてへんかった





桃「会いたいっ…」





黄「…明日の朝でええ?眠いんやけど…」





そう言われるのは分かってた





でも…





桃「嫌やぁっ、ぐすっ…、今、がええっ…」





泣きたくないのに泣いてしまった





迷惑かけてもうた





黄「ちょ、ヒロっ、泣くなやぁ〜」





ほら、亮ちゃん焦ってる





黄「分かった、行くから。今から行く。少し待っとれ」





と、亮ちゃんはそう言って通話を終わらせた

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