
なんで俺なのっ!
第1章 全ての始まりは…
―そして高校生活2日目―
昨日と変わらず友達と話し授業を受け、同じ電車の方面にいく友達と帰っていた。
「じゃあ明日。」
「あ、うん。」
軽く挨拶して振り返り一歩踏み出し――前にいた人にぶつかってしまった。
「ごめんなさいっ…」
慌てて謝り上を見る。
その人は25歳前後に見え、よくモテるであろう整った顔をしている。
「あぁ、ごめん。」
俺は礼をして横を通ろうとしたが、
「待って、君」
と呼び止められた。
「あの…?」
「君、可愛いね…」
そして薄気味悪い顔をした。
