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なんで俺なのっ!

第7章 伝え方


「僕を外に連れ出してくれた時お店の中で、何気なく外を見てた。朔が前を通った時かな、橘に見つかってアイツ――朔を俺と同じように襲えって命令されたんだ。」

「あの頃はお金に困ってて、橘が言った〝言うこと聞いていれば月五万の簡単な仕事〟に騙されていて、そのお金が無いと妹が暮らしていけなくてっ…ごめん、逆らえなかった。」

「ううん。大丈夫だよ。」
「だめだね。朔に甘えてる。もう一つだけわがままを…朔、僕は君が好き。」
「…ふぇっ!」

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