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第2章 派遣社員

配属先が決まると男性社員がやって来た。
配属先の上司が三人を迎えにやって来たのだ。
男は、荻と言った。
頭から足首まですっぽり隠れる作業着を着ていた。出ている顔はマスクで目元意外見ることができなかった。
荻の眉はとても印象的であった。
それは、太くて濃かったからだ。
亜実は、韓流ドラマの俳優に似ていると思った。
荻は丁寧に広い迷路のような会社の中を案内して回った。
あまりに入り組んでいるので亜実は会社の中を歩くこと自体不安になってしまった。
そうこうしているうちに初日は終わった。

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