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同じ空の下で

第9章 雷雨

今までなるべく思い出さないようにして

心の奥深くに閉じ込めて

記憶からも消し去ろうと、もがいてきたもの

その事に今
あれから初めて向き合おうと思っている…

どんなに忘れようとしても
現実的に苦しむのなら


綴ることで整理したいと思った


それによって楽になるのかは
わからないけど…


ただただ雨と雷に怯えているのは‥嫌



蘇る途切れとぎれの記憶で

徐々に呼吸が浅くなって
視界が霞んでいく恐怖


淡々と書き綴ることが出来たら


雷雨の日に感じるどうにもならない不安と恐怖が

闇に引き込まれるような絶望感が


少しは楽になって


気持ちも記憶も受けとめられるかもしれない


支えを沢山感じられる今なら

出来るかも知れない



途中で辛くなったら
無理はしないけど…

その時はお休みして


今が大切だから頑張れる範囲で


綴り始めてみる


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